赤、裸々

そのまま生きて

【既望】

夏の夜ふたりでみた月を

たまに思い出すんだ

あの時の月と君の横顔

綺麗だった 大好きだった


気づけばふたりは別れて

空を見上げることはなくなった

ふいに見上げた月が綺麗で

やっぱり僕は君のこと好きなんだ


まだ君を愛している

また君を探してる

まだ此処に居たいけど

君は何処にもいないんだよ

ふたりが離れた距離と僕と月との距離では

どっちが遠いかなわからないや 届かないな


そんなことばかりを考えて

君が月って思ってた僕は馬鹿だね

離したくないとか抱きしめたいとかじゃなくて

君が好きって言えない僕は馬鹿だね


どうしてよ輝いて見えてた月は雲に隠れてた

闇に包まれた僕はただ 心を隠した


まだ君を愛している

また君を探してる

まだ此処に居たいけど

君は何処にもいないんだよ

君を想うと胸が張り裂けそうになるけど

愛した分だけ 逃げたくなってしまうよ

何も残らなくてもいい

君だけが側にいればいい

そう思って月に願いを

涙浮かべたこの夜を


愛してるって言葉が君を傷つけてしまうなら

僕はせめてこの月のように見守っていたいよ